まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「んじゃ、俺達はテントを張るか。セリオン、手伝え」
「ザイオスまで……!」

 嘆かわしいというように両手を広げたセリオンは、それでもしぶしぶテントを張る作業にかかった。

「坊主、その収納にテントは入ってるか?」
「ある!」

 ザイオスは、テティウスの肩に手を置いて続ける。

「だが、今日はやめとけ。俺達のテントで一緒に寝よう。分かれていると、何かあった時にすぐに対応できないかもしれないからな。あ、ナビ子さんを信じていないというわけじゃないぞ」
「アタシを信頼するのは当然よね」
「わかったぁ」

 ちらりとレナータはザイオスの方に目をやって、それから手元に目を戻した。彼女が切っているのはベーコンである。
 ベーコンと芽キャベツ、玉ねぎ、ニンジンをことことと煮込んだスープを作っているらしい。

「やだー、いいお肉あるじゃない! もらっちゃっていいの?」

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