まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 ネレアは、早くも鉄板の側に張り付いている。右手にフォークを握りしめ、遠慮なく食らいつく準備は万全だ。

「みんなでたべたほうがおいしいよ」
「テティ君、いい子だねぇ。地上に戻ったら、ちゃーんとお返しするからね!」

 大きな牛の塊を食べやすい大きさに切り、油を引いた鉄板の上に並べ、その場で軽く塩胡椒。野菜も一緒に並べ、鉄板の端でパンを軽く温める。

「ソース、あるよ?」

 テティウスが収納から取り出したのは、バーベキュー用のソースである。
 王宮の料理人にお願いして作ってもらった甘辛いソース。瓶に詰めて、収納魔術に放り込んでおいた。

「うん、いいにおい!」
「アタシには冷ましたところをちょうだい」

 テティウスの足元にいるナビーシャも鼻をひくひくとさせている。切った玉ねぎを鉄板に乗せて、テティウスはナビーシャを撫でた。

「ナビ子しゃんはねこじただもんね」
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