まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 とセリオンは両手を広げて洞窟の天井を見上げていたけれど、一晩魔物と遭遇せずに休めたのは体力の回復に役立ったようだ。
 テティウスは歩いたりナビーシャの背中に乗せてもらったりしながら、冒険者達の真ん中を進む。
 途中でどっちに行こうか迷ったので、テティウスが作っていた地図を見ながら皆で相談。南の方に進めば、出口がありそうな気がする。

「ていうか、この地図反則だろぉぉぉ!」
「便利なんだからいいじゃないか」

 セリオンは、テティウスの持っていた地図を見てわめき、レナータは肩をすくめる。

「テティ、お前、本当何者なわけ?」
「ぼくはぼくだよ?」

 他の三人は、わりとすんなり順応してたのに、セリオンは、テティウスが普通の子供と違うのにいまだにいちいち驚いてくれる。この反応は新鮮だ。

「まあまあ、ほら、だいぶ地上に近づいてきた気はするだろ? 早く行って、坊主を親に会わせてやらんと」
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