まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 両手を合わせて拝めば、しぶしぶと言った様子で、ナビーシャは力を貸してくれた。
 テティウスの肩に乗ったかと思うと、首にぐるりと巻きついてくる。

「まずは、雑草を抜きなさい」
「りょーかいっ! ええと……こう、かな?」

 脳裏に思い描いた魔術式。土がぼこぼこと掘り返され、生い茂った雑草の根本が露出する。

「次は雑草を集めて」
「……これはこう、かなぁ」

 次の魔術式は、ちょっと魔力の制御が大変だ。だが、ここでナビーシャの出番である。
 彼女の助けを借りて、慎重に土から雑草をとりのぞく。取り除いた雑草は、一か所にまとめて山にした。これはあとで肥料にする。

「つぎは、はたけにえいよー」

 ちょっとくらりとしたのは、一気に魔力を失ったからだろうか。
 テティウスの身体には、膨大な魔力があるけれど、これだけ大がかりな魔術を続けて行使したことはない。

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