まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
「んー、それはテティがやってもいいけど、べつのこにまかせたほうがいいわね。ミケル、アンタこっちに来なさい」

 ナビーシャに呼ばれたミケルは、こわごわと言った様子で、進み出てきた。

「アンタ、恵まれてるわね。土魔術の素質があるから、畑の面倒みやすいわよ」
「……本当に、俺に魔術の素質があるのか?」

 呼び出されたミケルは仏頂面である。もしかしたら、こうやってテティウスが援助しているのが気に入らないのかもしれない。

「アンタねえ、アタシを誰だと思ってるの? 神の使いよ、神の使い! ほら、いいからアタシの言う通りになさい」

 地面に手をつかせたミケルの肩に飛び乗ったナビーシャは、そっと背中の翼をバタバタとさせた。ナビーシャとミケルの身体が、みるみる青く光っていく。

「……うわあああっ! 痛い! 痛いってば!」
「ちょっとぐらい我慢なさいな。昨日の騎士はもっと痛かったんだからね!」

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