まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 ゼファルスの後から頭をかきかきやってきたのが、次男のアクィラ。彼の髪色は、双子と同じピンク。勉強より、身体を動かすのが得意なタイプだ。
 同年代の子供中では、剣の腕がずば抜けており、いつかはゼファルスに勝つのが夢なのだとか。だが、今のところ一度も勝てたことはないらしい。ゼファルスの方が、圧倒的に上なので。

「おーし、今日もテティは可愛いなあ」
「ゼフにいさま、たかいってば!」

 ひょいとユスティナの膝からテティウスを取り上げたゼファルスは、脇の下に両手を差し入れ、そのままテティウスを持ち上げる。
 いわゆる「高い高い」をされて、テティウスは手足をバタバタさせて笑った。それを見ていた兄姉達は、安心したような顔になる。
 毎日こうやって重さを確認されているのに、あまり重くなっていないのが、申し訳なく思えてくる。

「うん、今日も立派に重くなったな!」
「あい!」
「俺も俺も!」

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