まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
 それに、連作障害についての知識を持たない者も多かった。最初にテティウスが面倒を見た領都の施設では、間引きした葉物野菜をスープに入れて食べられるところまで来たらしい。
 王都の保護施設では、敷地が狭いために畑を作るわけにはいかない。子供達のための費用に、王家の私財を投入して、今、それぞれの施設の改良をしているところだ。

(神の寵愛を受けているというのは、間違いではないのだろうな)

 解消する道筋を提案してくれたのはテティウスだった。大切な息子。
 まだ、五歳になったばかりだというのに、必要以上の支援はためにならないからと、手を出す範囲を制限する賢さも持ち合わせている。
 その他にいくつかの議題を話し終えると、ダモクレスは立ち上がった。今日はこれから、他国の使者と面会の予定が入っている。子供達の様子を見に行きたいところではあるけれど、国王には国王の勤めがあるのだ。
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