まるっとおまけな人生だから、今度は好きに生きていいよねっ
目の前に出された皿のうち、本日の主役が最初の一皿を選ぶことができるというのは、母が決めたことらしい。昔、ゼファルスとアクィラが、喧嘩になったからだとか。
誕生日のケーキをどんなものにするかは、その日の主役の趣味で決められる。
今日、チョコレートクリームと生クリームを半々にしたケーキなのは、双子の好みが生クリームとチョコクリームで分かれているから。
「私は、これにするわ」
「私は、こっち」
ユスティナは、チョコレートケーキの中から一切れ、ヘスティアは生クリームのケーキの中から一切れを選ぶ。
「次はテティが選んだらいいよ」
と、長男の余裕を見せるのはゼファルスである。
「これにしゅる」
大きなイチゴの乗ったチョコレートケーキを選んだテティウスは満足である。
前世の家族も、同じように誕生日の人から選んでいたな――と、一瞬、幼子らしからぬ遠い目になった。
誕生日のケーキをどんなものにするかは、その日の主役の趣味で決められる。
今日、チョコレートクリームと生クリームを半々にしたケーキなのは、双子の好みが生クリームとチョコクリームで分かれているから。
「私は、これにするわ」
「私は、こっち」
ユスティナは、チョコレートケーキの中から一切れ、ヘスティアは生クリームのケーキの中から一切れを選ぶ。
「次はテティが選んだらいいよ」
と、長男の余裕を見せるのはゼファルスである。
「これにしゅる」
大きなイチゴの乗ったチョコレートケーキを選んだテティウスは満足である。
前世の家族も、同じように誕生日の人から選んでいたな――と、一瞬、幼子らしからぬ遠い目になった。