完璧御曹司の溺愛
「悠斗…そんな事言わないで?」
悠斗に身体を休めてもらいたくて仕方がない。
悠斗が体調を崩すのは嫌だ。
それも、自分のせいなんかで……。
「じゃあ、理央も隣で一緒に寝てくれる?」
突然、顔を上げた悠斗は、弱ったような顔でそんな事を言う。
思わぬ悠斗からの誘いに、理央の心臓はドキンと高鳴る。
「…っ、そ、それは……」
「冗談だよ。だから、そんな顔しないで?」
私、どんな顔をしてたんだろう?
あからさまに嫌な顔をしてしまった?
突然、言われて驚いただけで、悠斗が嫌だとかそんなんじゃないのに。
むしろ私だって、悠斗と触れ合っていたい気持ちはあるのに。
理央が戸惑っている間に「じゃあ少しだけ、借りようかな」と、悠斗は素直に理央のベッドで横になった。
悠斗は「理央の匂いがする」と、目を閉じたまま嬉しそうな笑みを浮かべる。
「理央のカレーも食べられたし、今日はここに来れて良かった…」
そう、ひとり言のように呟くと、早々に静かな寝息をたててしまった。