再会した航空自衛官の、5年越しの溺愛包囲が甘すぎます!


どういう意味?と、最後まで言い終わらないうちに言葉を遮られ、悠翔に唇を塞がれた。

三年振りに感じる彼の唇の感触を懐かしく思うと同時に、不意打ちのキスに全身の血が沸騰したように熱くなる。

瞬きをして、そっと目を閉じる。

角度を変えて口づけをさらに深くした悠翔を受け入れるかのように、私は彼の背中に手を回してぎゅっと服にしがみついた。

脳裏に過るのは彼と過ごした最後の夜。

朝なんてこなければいいと願いながら、ひたすら彼に抱かれ続けたあの夜だ。

長いキスのあとで悠翔の唇がゆっくりと離れる。

荒い呼吸を繰り返す私とは違い、余裕の表情を浮かべる彼がそっと口を開いた。


「美羽を婚約者だと思って扱うよ」


約二年付き合ったとはいえ、別れたことで三年のブランクがある。

今の私たちに甘い雰囲気が足りないのは事実だ。

お母さんの前で私と悠翔の関係が〝偽装〟だとバレないためにも、彼の提案は必要なことなのかもしれない。

さっきのキスもそういう意味だ。


「わ、わかった」


私はこくっと首を縦に振った。

悠翔の力になると決めたのだから、婚約者のふりを完璧にこなさないと。


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