再会した航空自衛官の、5年越しの溺愛包囲が甘すぎます!


 ***


「――お疲れさまでした」


レストランでのパートが終わったのは午後二時。

新しい仕事が見つかるまで、ランチの時間の午前十一時から午後二時までの三時間、週に三日ほど働いている。

店長は理解のある人で、企業の面接が急きょ入ったときにはそっちを優先していいよと言ってくれるような親切な職場だ。

お昼をまだ食べていないので途中のコンビニでサンドイッチを購入する。

近くの公園のベンチに座りながらそれを食べていると、バッグの中でスマートフォンが短く音を鳴らした。

メールが届いたようで確認する。


「またダメか……」


先日面接を受けた企業からの不採用の通知だった。

食べていたサンドイッチの味が途端にしなくなる。口の中のパンと卵をペットボトルの麦茶で流し込んだ。

前の職場が潰れて無職になってから一ヶ月が過ぎ、季節は五月になった。

大型連休も終わり、街は普段通りの平日を迎えている。


「どこでもいいから就職したいな」


金銭面では父親の給料があるので困ることはないが、それは光熱費や羽琉の塾代と大学進学費用のためにもなるべく多く貯金したい。


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