再会した航空自衛官の、5年越しの溺愛包囲が甘すぎます!


それに、私はもういい歳をした大人なのだから自分の生活費は自分でなんとかしないと。

そのためにも新しい仕事を見つけたいのにうまくいかない。

自宅から通える距離にあり、大した資格も持っていない私を雇ってくれるような企業がなかなか見つからないのだ。

それでも諦めずに就職活動を続けるしかない。

残りのサンドイッチを食べ終えた私は公園をあとにする。

スーパーに寄って食材を購入してから帰宅した。

その夜、自宅で夕食の支度をしているとスマートフォンがピコンと音を鳴らす。

リビングのソファに置いたままになっているそれを手に取り、画面を確認。メッセージを送ってきた相手は悠翔だ。

彼とは婚約者のふりをするという約束をしてから連絡を取り合っていなかった。なにかあったのだろうかと思いながら送られてきたメッセージを読むと、今週の土曜日にデートをしないかというお誘いの言葉だった。


「デートか……」


婚約者のように扱うという悠翔の宣言を思い出す。

もしかするとこのデートもそのためのものなのかもしれない。

カレンダーに視線を移す。今週の土曜日は特に予定が入っていないので、デートの誘いに了解の返事を送った。


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