悪女の涙は透明らしい

『お前、花梨もいじめてたんだってな』

『な、何それ……。真昼、さっきから何言って』


『花梨を殺そうと迫ったらしいな。お前、そんなやつだったか?』

『殺ッ・・・・・!!?』



大輔の言葉の意味が分からない。皆の表情が、どんどん冷えていくのがわかる。


私だけが、この状況についていけてない


『おい、さっさと出ていけよ』


『ま、待ってよ…話を聞いてッ!こんなの、なにかの間違い────』


『もう二度と、…俺達に関わるな。虫唾が走る』


颯太の言葉が、重く私の胸に沈みこむ。

嫌だ

待って

まってよ


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