悪女の涙は透明らしい
いや、それだけじゃないか

「どこまで聞いてたの?」

「全部聞いてたわけじゃない。俺には何がなにやらでさっぱりだったからな」

どうやらとぼけているわけじゃなさそうだ。


『もう二度と。…俺達に関わるな。虫唾が走る』


ゾクッ────────

突然、夢の中での言葉を思い出して嫌な汗が背筋を流れた。

これ以上、関わって欲しくない。


私の事なんて、知ろうとしないでほしい

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