略奪☆エルダーボーイ
灰田 陸side
練習中にボールが手に当たった時に右手に鋭い痛みが走った。
「いっ・・・」
視線を向けると、じんわりと赤くなり始めている。
しくった・・・突き指したか・・・。
試合が終わり突き指した手を庇うように押さえながら戻ると伊吹さんに声をかけられた。
どうやら試合中の俺の様子を見て異変を感じたみたい。
突き指したことを伝えると、テキパキと手当をし始めてくれる。
冷やした後にテーピングを巻き始める伊吹さんの手元や顔を近くで眺めた。
伊吹さん、指綺麗だな・・・。
それに、伏せられた切れ長な瞳から伸びるまつ毛もすごく長い。
・・・綺麗だなぁ・・・。
「キツくない?」
「っ・・・だ、大丈夫ッス・・・」
そんなことを考えながら伊吹さんを見ていた時、顔を上げた伊吹さんと目が合った。
目が合った瞬間にドキッと心臓が高鳴り、驚きのあまり目を逸らした。
「・・・?痛かった?」
「イエ・・・大丈夫です」
「そう・・・?」
俺の反応を見た伊吹さんは不思議そうに俺の事を見つめた後に再び俺の手元に視線を向けた。
・・・ちょっと見すぎた。
手当てをしてくれる伊吹さんから視線を逸らしながら終わるのを待った。
「・・・はい、終わったよ」
「アザッス・・・。伊吹さん、手当て上手いッスね」
丁寧に巻かれたテーピングを見つめながら伊吹さんに声をかける。
自分で巻いた時よりめっちゃ綺麗な仕上がりに思わずそんな言葉が出てきた。
「そう?なら嬉しいな」
「!・・・ウス・・・」
俺の言葉を聞き、嬉しそうに微笑む伊吹さん。
その表情を見た時、心臓がすごい勢いで高鳴った。
思わず目を逸らして口元に手を当てる。
・・・ヤバ・・・今の表情・・・めっちゃ可愛い・・・。
キュゥッと胸が締め付けられるような感覚が支配する。
前にもこんな感情になったことがある。
誰かを好きになった時にもこんな感じになった。
ヤバ・・・俺、もしかすると・・・伊吹さんのこと、かなり好きなのかもしれない。
だけど・・・そうなると黒瀬さんが頭をよぎる。
伊吹さんが肩にかけてる上着は十中八九黒瀬さんのものだ。
そんなことをするなんて、牽制してるとしか思えない。
覚悟、決めるか・・・。
練習中にボールが手に当たった時に右手に鋭い痛みが走った。
「いっ・・・」
視線を向けると、じんわりと赤くなり始めている。
しくった・・・突き指したか・・・。
試合が終わり突き指した手を庇うように押さえながら戻ると伊吹さんに声をかけられた。
どうやら試合中の俺の様子を見て異変を感じたみたい。
突き指したことを伝えると、テキパキと手当をし始めてくれる。
冷やした後にテーピングを巻き始める伊吹さんの手元や顔を近くで眺めた。
伊吹さん、指綺麗だな・・・。
それに、伏せられた切れ長な瞳から伸びるまつ毛もすごく長い。
・・・綺麗だなぁ・・・。
「キツくない?」
「っ・・・だ、大丈夫ッス・・・」
そんなことを考えながら伊吹さんを見ていた時、顔を上げた伊吹さんと目が合った。
目が合った瞬間にドキッと心臓が高鳴り、驚きのあまり目を逸らした。
「・・・?痛かった?」
「イエ・・・大丈夫です」
「そう・・・?」
俺の反応を見た伊吹さんは不思議そうに俺の事を見つめた後に再び俺の手元に視線を向けた。
・・・ちょっと見すぎた。
手当てをしてくれる伊吹さんから視線を逸らしながら終わるのを待った。
「・・・はい、終わったよ」
「アザッス・・・。伊吹さん、手当て上手いッスね」
丁寧に巻かれたテーピングを見つめながら伊吹さんに声をかける。
自分で巻いた時よりめっちゃ綺麗な仕上がりに思わずそんな言葉が出てきた。
「そう?なら嬉しいな」
「!・・・ウス・・・」
俺の言葉を聞き、嬉しそうに微笑む伊吹さん。
その表情を見た時、心臓がすごい勢いで高鳴った。
思わず目を逸らして口元に手を当てる。
・・・ヤバ・・・今の表情・・・めっちゃ可愛い・・・。
キュゥッと胸が締め付けられるような感覚が支配する。
前にもこんな感情になったことがある。
誰かを好きになった時にもこんな感じになった。
ヤバ・・・俺、もしかすると・・・伊吹さんのこと、かなり好きなのかもしれない。
だけど・・・そうなると黒瀬さんが頭をよぎる。
伊吹さんが肩にかけてる上着は十中八九黒瀬さんのものだ。
そんなことをするなんて、牽制してるとしか思えない。
覚悟、決めるか・・・。