暗闇の星屑、夜明けの太陽
「月島、帰るぞ」



警察でいろいろ聞かれた

泣いてて何言ってるか
自分でもよくわかんなかった

よく覚えてない

って言うより忘れたい

覚えてたくない



私を警察に迎えに来たのは
ハルちゃんだった

エミちゃんが連絡した



エミちゃんこそ
一緒にいた男の人は誰なの?

しかもホテルで



そんなことより
私どーなるんだろう

不安だし怖いし

怖かった…

エレベーターにエミちゃん乗ってこなかったら
私どーなってた?

怖い

私、すごく怖いことしてた



「ハルちゃん…ごめん…
ごめんなさい

学校…やめなきゃかな…

こわい…

ハルちゃん…

私、大学、行けないよね…

みんなと、卒業できないよね…

みんなと…

みんなに知られたくない

こんなこと、してたの…

ハルちゃん…ごめんなさい

私だけ、卒業できない

みんな一緒に…卒業できない

ハルちゃんから…
おめでとう…言ってもらえない

ごめんね…ハルちゃん
ごめんなさい」



こんな格好してるのも恥ずかしい

胸元を隠しながら
溢れてくる涙を拭った

全部隠したい

消えたい



無かったことにしたい



「とりあえず、車乗って…」



ハルちゃんの上着が掛けられた



温かくて優しい匂いがした



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