暗闇の星屑、夜明けの太陽
「お母さんに電話しておいたから」



車の中でハルちゃんの声が聞こえた



私はまた後ろに乗ってる

ハルちゃんの上着を被って



涙と震えが止まらない



ハルちゃんごめん

上着汚しちゃう



ハルちゃんいろいろごめん

本当にごめん



仕事増やしちゃったね

時間外なのにごめん



「ハル、ちゃ…ごめ…」



「オレは別にいいから…謝らなくていい

あんまり親に心配かけるなよ」



ハルちゃん怒らないんだね



ハルちゃんの声は優しいのに
涙が止まらない



「月島…
オレの方が謝らなきゃかもな…

あの時、ダメなものはダメって…

オレもよくわからないけど
ダメなんだからダメなんだって
強く言っとけばよかったな…

月島、ごめん」



ハルちゃん

なんでハルちゃんが謝るの?



こんなに優しくていい人なのに
エミちゃんはなんで…

ハルちゃんじゃない男の人と
ホテルにいたのかな?


ハルちゃんは
きっとエミちゃんのことを知っても
絶対怒らないんだろうな…

もぉ知ってるかもしれない



どんな理由でも
ごめん…て
自分が謝るのかもしれない



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