不憫な妹が可哀想だからと婚約破棄されましたが、私のことは可哀想だと思われなかったのですか?
「あり得ないだろう。曲がりなりにも、狙っている相手の声がわからないなんて」
「その割には、反応が薄かったような気がするのです」
「あのナルネア嬢とかいう奴は、とことんとどうしようもない奴なのかもしれないな……」
ブライトは、ゆっくりとため息をついた。
それを見ながら、マグナードが笑みを浮かべる。今度は彼の方が、呆れたような笑みを浮かべていた。
「それにしても、ブライト殿下も人がいいですね」
「なんだ、藪から棒に」
「イルリア嬢のことが心配でこんな所まで来ていたのでしょう? あなたは上級生ですからね。よく考えてみれば、こんな所に本来いる訳がありません」
「……まあ、一度見てしまった以上はな」
マグナードの視線から、ブライトは目をそらした。
そんな風にしながら、高い地位を持ついとこ同士は放課後を過ごすのだった。
「その割には、反応が薄かったような気がするのです」
「あのナルネア嬢とかいう奴は、とことんとどうしようもない奴なのかもしれないな……」
ブライトは、ゆっくりとため息をついた。
それを見ながら、マグナードが笑みを浮かべる。今度は彼の方が、呆れたような笑みを浮かべていた。
「それにしても、ブライト殿下も人がいいですね」
「なんだ、藪から棒に」
「イルリア嬢のことが心配でこんな所まで来ていたのでしょう? あなたは上級生ですからね。よく考えてみれば、こんな所に本来いる訳がありません」
「……まあ、一度見てしまった以上はな」
マグナードの視線から、ブライトは目をそらした。
そんな風にしながら、高い地位を持ついとこ同士は放課後を過ごすのだった。