環境が最悪なので推し活してたら推しから溺愛されることになりました
『美知華さん。今夜あいてる?』
(こ、これって……)
まさか、もしかして、と思いながら今夜あいていると答えると、すぐに返信がきた。
『じゃあデートしよ』
(や、やっぱり~!)
今にも飛び跳ねたくなる衝動を抑え、美知華は努めて冷静に了解の旨を送信した。
(推しが彼氏って……いや、推し以前にあんなカッコイイ今をときめく配信者が自分の彼氏って……。駄目だ、何度考えても夢かドッキリかと思っちゃう)
本当はまだ夢を見ているんじゃないかと、つい自分の頬をつねりたくなる。
と、その時。
「橋本主任。そんなに近藤さんをいじめないであげてください」
広報課では聞かない、しかし美知華からすると知った声が聞こえてきた。
そちらを見たくないという気持ちと、しかしつい反射的にそちらを見てしまった美知華は、橋本の席の近くに高木道弘の姿があることに気が付いた。
道弘は、出世のために秘書課の女と浮気して美知華を捨てた元カレである。
「高木常務! 橋本主任がいじめるんですぅ~」
助け舟を出してくれた道弘に、舞衣は全力で媚びた声を出した。
「い、いや決していじめているわけじゃ……」
「まあまあ。橋本主任も立場があるわけだし」
「そう! そうなんだよ近藤さん」
なんともまあ、茶番じみた光景だと美知華は横目で見ていた。
だがそれがあだとなり、道弘とバッチリ目が合ってしまった。
(うわっ……)
急いで目を反らしたが、視界の端から彼がこちらへやって来るのがわかる。
(こ、これって……)
まさか、もしかして、と思いながら今夜あいていると答えると、すぐに返信がきた。
『じゃあデートしよ』
(や、やっぱり~!)
今にも飛び跳ねたくなる衝動を抑え、美知華は努めて冷静に了解の旨を送信した。
(推しが彼氏って……いや、推し以前にあんなカッコイイ今をときめく配信者が自分の彼氏って……。駄目だ、何度考えても夢かドッキリかと思っちゃう)
本当はまだ夢を見ているんじゃないかと、つい自分の頬をつねりたくなる。
と、その時。
「橋本主任。そんなに近藤さんをいじめないであげてください」
広報課では聞かない、しかし美知華からすると知った声が聞こえてきた。
そちらを見たくないという気持ちと、しかしつい反射的にそちらを見てしまった美知華は、橋本の席の近くに高木道弘の姿があることに気が付いた。
道弘は、出世のために秘書課の女と浮気して美知華を捨てた元カレである。
「高木常務! 橋本主任がいじめるんですぅ~」
助け舟を出してくれた道弘に、舞衣は全力で媚びた声を出した。
「い、いや決していじめているわけじゃ……」
「まあまあ。橋本主任も立場があるわけだし」
「そう! そうなんだよ近藤さん」
なんともまあ、茶番じみた光景だと美知華は横目で見ていた。
だがそれがあだとなり、道弘とバッチリ目が合ってしまった。
(うわっ……)
急いで目を反らしたが、視界の端から彼がこちらへやって来るのがわかる。