隣人同士の恋事情
「那美、俺を好きになれ」
ハッキリとした口調に聞き間違えはない。
落ち着いてきた心臓が、再び騒ぎ出す。
好きになれ?蓮を……?
頭の中で整理した瞬間、一気に赤く染まる頬。
「ちょっ…ちょっと待って」
そんな顔を隠すように、
蓮に背を向け考え込む。
あたし、今まで告白されたこと全然ないのに……。
どうすれば良いの?
あたしが今断ったら、蓮はもう来ない?
それは嫌!
それだけは……嫌だ……。