策略に堕ちた私
「では、どうして婚約者はいないと言ってくれなかったんですか。社員にひなたさんは遊び人と思われています」
私も思ってたけど。
「いつどのタイミングでそれを言えと」
確かにわざわざ公言するのもおかしな話だ。
社長はちょっと拗ねたような顔で唇を突き出して言った。
「俺も女性にはだらしなかったけど、米子とこうなってからは、一切ない」
それはわかる。だって私がほぼ独占してきたんだもの。
セフレって思ってきてごめんなさい。
「まいこ、好きだよ、愛している」
「ひなたさん……、私も、好き。愛しています」
「まいこ、俺、今、すごく幸せだよ」
私の胸にも幸せが込み上げてきた。
やっと実感する。
私とひなたさんは体だけではなく、心も愛し合う関係であることを。
そして、お腹には子どもがいる。
私、とても幸せなんだわ。
一人で育てると決めたときの悲壮さが嘘のようだった。
目から涙があふれ落ちる。
もう日向さんは、涙を見せてもいい相手だ。
「私、幸せ、私もとても幸せよ、日向さん……」
日向さんの目にも喜びがにじんでいた。
私も思ってたけど。
「いつどのタイミングでそれを言えと」
確かにわざわざ公言するのもおかしな話だ。
社長はちょっと拗ねたような顔で唇を突き出して言った。
「俺も女性にはだらしなかったけど、米子とこうなってからは、一切ない」
それはわかる。だって私がほぼ独占してきたんだもの。
セフレって思ってきてごめんなさい。
「まいこ、好きだよ、愛している」
「ひなたさん……、私も、好き。愛しています」
「まいこ、俺、今、すごく幸せだよ」
私の胸にも幸せが込み上げてきた。
やっと実感する。
私とひなたさんは体だけではなく、心も愛し合う関係であることを。
そして、お腹には子どもがいる。
私、とても幸せなんだわ。
一人で育てると決めたときの悲壮さが嘘のようだった。
目から涙があふれ落ちる。
もう日向さんは、涙を見せてもいい相手だ。
「私、幸せ、私もとても幸せよ、日向さん……」
日向さんの目にも喜びがにじんでいた。