策略に堕ちた私
日向が社長として着任したとき、米子は初対面だと思ったようだが、それ以外、米子は一度たりとも日向を失望させなかった。
米子はいつも想定外だ。
物おじせぬ物言いで、日向にも遠慮がない。
変な生き物の米子は、見ていても飽きない。
ちょっと隙を見せればたいていの女は日向になびくのに、米子は少しもそんなところはなかった。
社長は圏外です!
何かの折にはそう言い切る。
日向にも親の決めた婚約者もいたし、別にそれは大した問題ではなかった。
しかし、米子に男が近づくのだけは許せなかった。
鑑賞している面白い生き物に虫が寄り付けば腹も立つものだ。
そんな虫に対してはすぐさまけん制した。
米子に近づこうとする男がいれば、この女は手を出してはいけない女だとわからせてきた。
社内外の男らはそれを察知し、米子からは距離を取っていった。
たまに何もわかっていない新参が米子にちょっかいを出すも、すぐに手を打つ。
高橋が米子と付き合ってると言いふらした直後には、米子に仕事のことで耳打ちをしながら高橋に目線を飛ばした。高橋は、恐ろしいものを見たかのように顔を青ざめさせていった。
米子はいつも想定外だ。
物おじせぬ物言いで、日向にも遠慮がない。
変な生き物の米子は、見ていても飽きない。
ちょっと隙を見せればたいていの女は日向になびくのに、米子は少しもそんなところはなかった。
社長は圏外です!
何かの折にはそう言い切る。
日向にも親の決めた婚約者もいたし、別にそれは大した問題ではなかった。
しかし、米子に男が近づくのだけは許せなかった。
鑑賞している面白い生き物に虫が寄り付けば腹も立つものだ。
そんな虫に対してはすぐさまけん制した。
米子に近づこうとする男がいれば、この女は手を出してはいけない女だとわからせてきた。
社内外の男らはそれを察知し、米子からは距離を取っていった。
たまに何もわかっていない新参が米子にちょっかいを出すも、すぐに手を打つ。
高橋が米子と付き合ってると言いふらした直後には、米子に仕事のことで耳打ちをしながら高橋に目線を飛ばした。高橋は、恐ろしいものを見たかのように顔を青ざめさせていった。