気高き不動産王は傷心シンデレラへの溺愛を絶やさない
「わかりました。そういうことなら、今度一緒に作りましょう」
「楽しみだな。そのための機械や道具は必要か? それなら今日、買いに行こう」
私たちのデート先が決まった瞬間だった。
大型のショッピングモールに来ると、私はさっそく雑貨屋に向かった。
棚に並んだかわいらしい小物を見ていたら、志信さんが覗き込んできて言う。
「調理器具の専門店には行かないんだな」
「本格的すぎますし、なによりお値段が張るので」
「俺がいるんだから遠慮しなくていい」
ぎょっとして志信さんを振り返ると、心底不思議そうな顔をしている。
今日の買い物は全部自分が財布を出すつもりだ、と思っているのがすぐにわかった。
「私の趣味の道具を買うようなものですよ。自分で買わせてください」
ああ、と私の戸惑いを理解したように彼が小さくうなずく。
「楽しみだな。そのための機械や道具は必要か? それなら今日、買いに行こう」
私たちのデート先が決まった瞬間だった。
大型のショッピングモールに来ると、私はさっそく雑貨屋に向かった。
棚に並んだかわいらしい小物を見ていたら、志信さんが覗き込んできて言う。
「調理器具の専門店には行かないんだな」
「本格的すぎますし、なによりお値段が張るので」
「俺がいるんだから遠慮しなくていい」
ぎょっとして志信さんを振り返ると、心底不思議そうな顔をしている。
今日の買い物は全部自分が財布を出すつもりだ、と思っているのがすぐにわかった。
「私の趣味の道具を買うようなものですよ。自分で買わせてください」
ああ、と私の戸惑いを理解したように彼が小さくうなずく。