気高き不動産王は傷心シンデレラへの溺愛を絶やさない
そう言われても友人関係を続けているのだから、ふたりの仲の良さは本物なのだろう。
その証拠に、志信さんは笑っている。
「俺も藍斗とやり合うよりは、いい感じに利用……言い方が悪いな。手を組んだほうがおもしろいと思ったから、別にかまわなかった。そのおかげでプレザントリゾートができたし。いい場所だろう、あそこは」
「うん。まだ全部見きれていないのが残念だよ」
「そういえばそうだった。夫婦になったんだし、改めて案内すればよかったな」
今ならあの日よりももっと楽しく過ごせるに違いない。
彼がいつかのお楽しみにと言った観覧車も、ふたりで乗れるのだろう。
「……話が脱線したな。そういうわけで俺は、医者になるよりこっちの仕事をしたくて両親を説得した。それはもう、大激怒だったよ。由緒正しい医者一族から、そんな形で道を外れる人間が現れるなんて思ってもいなかったらしい」
その証拠に、志信さんは笑っている。
「俺も藍斗とやり合うよりは、いい感じに利用……言い方が悪いな。手を組んだほうがおもしろいと思ったから、別にかまわなかった。そのおかげでプレザントリゾートができたし。いい場所だろう、あそこは」
「うん。まだ全部見きれていないのが残念だよ」
「そういえばそうだった。夫婦になったんだし、改めて案内すればよかったな」
今ならあの日よりももっと楽しく過ごせるに違いない。
彼がいつかのお楽しみにと言った観覧車も、ふたりで乗れるのだろう。
「……話が脱線したな。そういうわけで俺は、医者になるよりこっちの仕事をしたくて両親を説得した。それはもう、大激怒だったよ。由緒正しい医者一族から、そんな形で道を外れる人間が現れるなんて思ってもいなかったらしい」