気高き不動産王は傷心シンデレラへの溺愛を絶やさない
もうシャワーを浴びたのかと驚いたけれど、私の頭が彼でいっぱいになりすぎて、時間の感覚がおかしくなっているのかもしれない。
「まだ……起きてるよ」
「……そうか」
返事はしたものの、振り返って志信さんの顔を見る勇気は出なかった。
彼の顔を改めて見たら、私に触れたあの唇からきっと目を離せなくなるだろう。
「今日はデートに付き合ってくれてありがとう。その、さっきは……いや、おやすみ」
「……おやすみなさい」
私も楽しかったとか、あなたのことを知れてよかったとか、改めて伝えられたはずなのに、素っ気ない挨拶だけで会話を終わらせてしまった。
背後から志信さんがベッドに入る衣擦れの音が聞こえる。
部屋の電気が消えると、一気に空気が重くなった。
胸が痛くて苦しくて、さっきのキスについて聞きたくてたまらなくなる。
「まだ……起きてるよ」
「……そうか」
返事はしたものの、振り返って志信さんの顔を見る勇気は出なかった。
彼の顔を改めて見たら、私に触れたあの唇からきっと目を離せなくなるだろう。
「今日はデートに付き合ってくれてありがとう。その、さっきは……いや、おやすみ」
「……おやすみなさい」
私も楽しかったとか、あなたのことを知れてよかったとか、改めて伝えられたはずなのに、素っ気ない挨拶だけで会話を終わらせてしまった。
背後から志信さんがベッドに入る衣擦れの音が聞こえる。
部屋の電気が消えると、一気に空気が重くなった。
胸が痛くて苦しくて、さっきのキスについて聞きたくてたまらなくなる。