初恋御曹司と失恋部下の、一夜から始まる甘い恋
社長の親戚らしく、恭二くんも子供の頃に可愛がってもらっていたと言っていた。
延原さんを見送ってエントランスに入る。
コンシェルジュの人に挨拶をしてエレベーターに乗り込んだ。
家に帰ると、手洗いうがいをして洗濯物をたたむ。
それが終わると、晩御飯の準備を始めた。
恭二くんにリクエストを聞けば、今日は生姜焼きが食べたいとのことだった。
醬油やみりん、酒や砂糖、すりおろした生姜などでタレを作って炒めた豚肉と薄切りにした玉ねぎと絡めた。
冷蔵庫に入っているレタスやミニトマトを盛り付けたら出来上がる。
他にも豆腐と玉ねぎとワカメの味噌汁、ほうれん草とシラスのおひたしを作った。
あとは恭二くんが帰ってきた時にすべてを盛り付けたら完成だ。
お風呂を洗ってお湯を張る。
さっき、恭二くんから帰りが遅くなると連絡があったので先にお風呂に入ることにした。
メイクを落とし、身体と髪の毛を洗って湯船につかる。
お風呂から出て、可愛い薄紫色のルームウェアに着替えた。
これは恭二くんと色違いで買い、彼は紺色だ。
髪の毛を乾かしてリビングに行き、テーブルの上に置いていたスマホを手に取った。
恭二くんから【今、会社を出た】とメッセージが入っていた。
一応、運転中だとは思うけど【了解です。気を付けて帰ってきてね】と返信した。