初恋御曹司と失恋部下の、一夜から始まる甘い恋
「ご馳走様。今日もすごく美味しかった」
仕事から帰ってきた恭二くんは、お腹が空いていたみたいであっという間に夕食を平らげた。
恭二くんは私が作った料理をいつも『美味しい』と言ってくれる。
しかも、すべて残さず食べてくれるので作り甲斐がある。
一人暮らしを始めた時に料理を作ろうと頑張ってよかった。
これが、まだ入社したての頃だったら恭二くんに『美味しい』と言ってもらえる料理は作れなかっただろう。
今が一番いいタイミングな気がする。
恭二くんがお風呂に入っている間に洗い物をする。
彼はだいたい十五分ぐらいでお風呂から出てくる。
私は時間がある時はつい長風呂になってしまう。
水分を取りながら半身浴をしたり、髪の毛のケアをしたり好きな音楽をかけながらバスタイムを楽しんでいる。
これは恭二くんが仕事で遅くなる時限定だ。
洗い物はすぐに終わり、リビングのソファに座ってスマホで料理サイトを見る。
今はお菓子作りにもハマっているので簡単に作れるものを調べたりしている。
今日はヨーグルトとクリームチーズ、ゼラチンを混ぜて型に入れ、その上に砕いたクッキーをのせてレアチーズケーキを作った。
冷蔵庫で冷やして、明日の朝か夜に食べようかなと思っている。
次はブルーベリージャムを加えたレアチーズケーキを作る予定だ。