初恋御曹司と失恋部下の、一夜から始まる甘い恋
ルームウェアを着た恭二くんはソファに座ると私の身体を抱き寄せた。
お風呂上りということもあり、恭二くんの身体からボディソープの香りがする。
「何見てたの?」
「料理のサイトだよ。これとか美味しそうじゃない?」
自分が見ていたスマホの画面を恭二くんの方に向ける。
このサイトは初心者でも失敗しない簡単レシピが載っていて、一人暮らしをした時からお世話になっている。
「タコライス、食べたことはあるけど自分で作ったことがないから今度チャレンジしてみようかなと思って」
「いいね。琴葉が作るタコライス食べてみたい。週末、一緒に買い物に行こう」
「うん!あ、そうだ、レアチーズケーキを作ったの」
「へぇ、もちろん俺の分もあるんだよね?」
「当たり前だよ」
クスクス笑いながら答える。
恭二くんは甘党で、私と同じように和菓子も洋菓子も何でも食べる。
お店で買って食べるのはもちろん美味しいけど、自分でも作れたらいいなと思うのでいろいろチャレンジしている。
「そろそろ寝ようか」
恭二くんは立ち上がり私の手を取ると寝室に向かう。
先にベッドに腰を下ろした恭二くんが「おいで」と言って自分の隣をポンポンと叩く。
それに従って座ると、恭二くんはコツンと額を合わせてきた。