初恋御曹司と失恋部下の、一夜から始まる甘い恋
思いがけない告白
朝、目が覚めるとあくびをしながらベッドから降りた。
スマホを片手に持ち、寝室のドアを開けて静かに出る。
まだ恭二くんがベッドで寝ているからだ。
相変わらず寝ている顔も整っているなんてズルい。
口とか半開きの寝顔とか見てみたいけど。
恭二くんと婚前同棲を始めてから、空いている一室を私の部屋として使わせてもらっている。
いろいろ買いそろえる段階で、ベッドはどうするかという話になった。
私としては自分が使っていたベッドを持ってくればいいと思っていたんだけど、恭二くんが断固拒否。
『俺の寝室にあるベッドで寝ればいい』と言われ、恭二くんとずっと一緒に寝ている。
付き合っているんだから、問題ないといえばそうなんだけど。
キッチンに行き、朝食とお弁当作りに取り掛かる。
ゆで卵を潰してマヨネーズ、塩コショウを加えた。
次にツナにマヨネーズを加え、きゅうりを斜めに切る。
キャベツを千切りにして炒めてカレー粉をふりかけ、昨日の夜にたくさん作ったトンカツを準備した。
食パンにマヨネーズと粒マスタードを塗って卵サンド、ツナサンド、カツサンドを作る。
それが今日の朝食と私の昼食になる。
恭二くんには作り置きしたおかずと白米で弁当を完成させた。
同じ部署ということもあり、私と恭二くんのお弁当の中身が一緒だとバレたら困るかなと思ってそこは気を遣っている。
恭二くんは別にばれても構わないみたいだけど。