初恋御曹司と失恋部下の、一夜から始まる甘い恋
そして、居酒屋を出るように促された。
どうしたんだろうと首を傾げながらも後をついていく。
伊藤さんは居酒屋を出て隣の雑居ビルの共有階段のあたりで立ち止まった。
「突然ごめん」
「いえ。それで、話ってなんですか?」
「あのさ……彼氏と別れたなら俺にもチャンスが欲しいと思って」
「チャンス、ですか?」
意味が分からず聞き返した。
すると、真剣な表情で私を見つめる伊藤さんの
雰囲気がいつもと違う気がした。
ピンとはりつめた緊張感に思わず身構えた。
「俺は羽山さんのことが好きなんだ。出来れば次の彼氏候補になれたらいいなと思っている」
驚いてハッと息を飲んだ。
今までそんな素振りは全くなかったので、突然の告白に混乱する。
え、どうしたらいいの?
伊藤さんは私に彼氏がいないと思って告白してくれたんだよね?
さっき望と話していた時に、相手が久住部長ということを伏せて新しく彼氏ができたと言えばよかったんだろうか。
あまり深く考えずに発言した自分を殴りたくなった。
伊藤さんが私のことを好きで次の彼氏候補にって……。
「本気、ですか?」
「本気じゃないと同じ部署の子に告白なんて出来ないよ。少しでも俺のことを恋愛対象として見れるか考えてみて欲しい」
「どうして私を……」
伊藤さんに好かれるようなことはなにもしていなくて、思ったことが口からこぼれ落ちた。
どうしたんだろうと首を傾げながらも後をついていく。
伊藤さんは居酒屋を出て隣の雑居ビルの共有階段のあたりで立ち止まった。
「突然ごめん」
「いえ。それで、話ってなんですか?」
「あのさ……彼氏と別れたなら俺にもチャンスが欲しいと思って」
「チャンス、ですか?」
意味が分からず聞き返した。
すると、真剣な表情で私を見つめる伊藤さんの
雰囲気がいつもと違う気がした。
ピンとはりつめた緊張感に思わず身構えた。
「俺は羽山さんのことが好きなんだ。出来れば次の彼氏候補になれたらいいなと思っている」
驚いてハッと息を飲んだ。
今までそんな素振りは全くなかったので、突然の告白に混乱する。
え、どうしたらいいの?
伊藤さんは私に彼氏がいないと思って告白してくれたんだよね?
さっき望と話していた時に、相手が久住部長ということを伏せて新しく彼氏ができたと言えばよかったんだろうか。
あまり深く考えずに発言した自分を殴りたくなった。
伊藤さんが私のことを好きで次の彼氏候補にって……。
「本気、ですか?」
「本気じゃないと同じ部署の子に告白なんて出来ないよ。少しでも俺のことを恋愛対象として見れるか考えてみて欲しい」
「どうして私を……」
伊藤さんに好かれるようなことはなにもしていなくて、思ったことが口からこぼれ落ちた。