初恋御曹司と失恋部下の、一夜から始まる甘い恋
その日の夜、珍しく母親から電話があった。
『あのね、琴葉に聞きたいことがあって』
「うん、なに?」
『今日、なみかわ農園に行った?』
「ど、どうしたの?突然……」
的確に行った場所を指摘されて動揺する。
『私の友達がそこの農園の野菜やぶどうを持ってきてくれたんだけど、その時に琴葉が男の人と一緒にいるところを見たらしいの。その話をしている時にちょうど葵も聞いてしまって、琴葉に確認しろってうるさくて』
母親は気まずそうに言う。
今日のデートを母親の友人に見られていたなんて思わなかった。
世間は狭すぎる。
きっと、その友人からいろいろ聞いているだろうから、正直に話すことが得策だと判断した。
「確かにその農園に彼氏と行ったよ」
『あら、本当だったのね。琴葉の口から彼氏の話を聞くのは初めてね。その人とはいつから付き合ってるの?』
母親は受け入れてくれる感じなのか、興味津々に聞いてきた。
「割と最近かな」
『じゃあ、今が楽しい頃よね。どんな人……(ゆず、電話を替わってくれ)』
母親の声に混じり、父親の声が聞こえた。
『(ちょっと葵っ、待って)琴葉っ、付き合っている奴がいるのは本当か?嘘だよな?』
大きな声が聞こえ、思わずスマホを耳から離した。
我が家のボスだ。
「本当だよ」
遅かれ早かれ付き合っている人がいることを伝えようと思っていたので、誤魔化さずに話すことにした。
『あのね、琴葉に聞きたいことがあって』
「うん、なに?」
『今日、なみかわ農園に行った?』
「ど、どうしたの?突然……」
的確に行った場所を指摘されて動揺する。
『私の友達がそこの農園の野菜やぶどうを持ってきてくれたんだけど、その時に琴葉が男の人と一緒にいるところを見たらしいの。その話をしている時にちょうど葵も聞いてしまって、琴葉に確認しろってうるさくて』
母親は気まずそうに言う。
今日のデートを母親の友人に見られていたなんて思わなかった。
世間は狭すぎる。
きっと、その友人からいろいろ聞いているだろうから、正直に話すことが得策だと判断した。
「確かにその農園に彼氏と行ったよ」
『あら、本当だったのね。琴葉の口から彼氏の話を聞くのは初めてね。その人とはいつから付き合ってるの?』
母親は受け入れてくれる感じなのか、興味津々に聞いてきた。
「割と最近かな」
『じゃあ、今が楽しい頃よね。どんな人……(ゆず、電話を替わってくれ)』
母親の声に混じり、父親の声が聞こえた。
『(ちょっと葵っ、待って)琴葉っ、付き合っている奴がいるのは本当か?嘘だよな?』
大きな声が聞こえ、思わずスマホを耳から離した。
我が家のボスだ。
「本当だよ」
遅かれ早かれ付き合っている人がいることを伝えようと思っていたので、誤魔化さずに話すことにした。