叶わない恋の秘めごと~堅物上司の好きな人~


「お前にそんな台詞言わせてるの、すげー罪悪感」

そう言うとぐっと、新堂さんが腰を押し付けてくる。新堂さんの熱がじわじわと侵入してくるのがわかり、それだけで胸いっぱいで泣き出してしまいそうだった。

「あっ……新堂さっ、んんっ」
「倉田の中、すげー熱い」

憧れの人と一つに繋がってしまった。明日からどんな顔すればいい? なんて思考もいつの間にか快感で打ち消されてしまった。

求められるがまま彼に応じ、聞いたこともない自分の甘い声に戸惑いながらも、新堂さんに身を委ねた。

「……っ」

切羽詰まったような声の後、彼は私の中で熱を吐き出した。

直後、私は気絶するように眠ってしまった。緊張、そして初めて味わった痛みに、張り詰めていた糸が切れてしまったのだ。


◇◇◇


「はぁ、なんて大胆なことを……」

翌朝、我に返った私は、スヤスヤと隣で眠る新堂さんの隣で頭を抱える。昨夜のことをすべて思い出してしまったのだ。

少しお酒が入っていたとはいえ、非常識すぎる言動だった。自分からあんな風に迫るなんて夢にも思わなかった。

「ん……っ」

新堂さんが小さく声を漏らし、びくっとする。

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