【短】6月のキミとメランコリー
「電話、でないの?」
なかなか電話にでようとしない私に氷雨くんは聞いてきた。
「...うん。いいの。」
私はそう言って携帯の電源を切る。
「やっぱり、一緒かもね。俺たち」
「え?」
「親からの圧力。毎日毎日勉強勉強って、バカみたいだよね。」
と氷雨くんは自嘲気味に笑った。
氷雨くんも同じ、なのかな。
「紫呉さんもさ、やめちゃいなよ。全部。
もう十分頑張ってるじゃん。
逃げていいんだよ。」