唯都くんは『運命の番』を溺愛したい
「先にオマエがフェロモンを放った。だってオマエはアルファを誘惑するために生まれてきたオメガだからな」
なんでそうなるの?
「違う、そんなんじゃありません!」
私はあなたに触れたくない。
関わりたくなんかない。
体が過呼吸のように息苦しいのだって、唯都様と過ごした極甘な時間を鮮明に思い出していたから、体が反応しちゃっただけで……
「なぁ、味見くらいしてもいいよな?」
唇を突き出された。
私にキスをしようとしてる?
ヤダ、消えて、お願い!
「オマエだって、はぁはぁ苦しそうじゃん。俺に可愛がられたくてうずうずしてる証拠だな」
「やめてください、大声出しますよ」
「隙間に挟まってるから見えないと思うが、悲鳴を上げたところで誰も助けに来ない。周りに家なんてものはない」
「顔をベタベタ触らないで!」
「素直に可愛がられておけよ。どうせオマエ、今から俺に食べられるんだから」