俺様レーサーは冷然たる彼女に愛を乞う

「Crazy LOVE…」(お前に相当惚れ込んでるな)
「The one I love is HA()I()NE()!」(俺が愛してるのは羽禾(・・・)だ)
「Ohhhh~Paul, Eito is broken.」(ポール、瑛弦がイカれた)
「Jump out?」(リタイア?)
「No, he's professing his love on the radio.」(そうじゃない、公開無線で愛の告白してる)
「Woooooooow!!」(ワーーーーーーオ!)



「Eito!Paul!BOX box box box box!」(2人ともピットインだ!)
「Why?」(何で?)
「Carter is jump out. SC,SC…box box box.」(カーターがクラッシュして、セーフティーカーが出た。ピットインしてくれ)
「OK. copy.」(分かった/ポール)
「Copy that.」(了解/瑛弦)

 マシンがクラッシュすると、コース上の安全が確認できるまでフラッグが振られ、SCが導入される。
 その間にフラッグの色に合わせ、低速走行、追い抜き禁止、ピットイン指示、スターティンググリッド位置で待機など、様々な厳しい対応が指示される。

 コースを走り終わって、次の周回に入る直前にポールと瑛弦にとっては恵みの雨のようなもの(ホームストレート脇にピットがあるため)。
 基の指示が迅速かつ的確であったため、無駄な体力やタイヤ消耗を押さえられるからだ。



 再びレースが再開し、残り4周を切った。
 どのドライバーも体力気力ともに限界に近い。

「おおおおおっ、ここへ来て、司波がファステスト・ラップを叩きだしたぁ~~!」
「どこにそんな余裕があったんでしょうね」
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