近付きたいよ、もっと、、、。
「……さっくん」
「ん?」
「あの、ごめんね」
「何だよ急に?」
「だって、我侭言っちゃったから……」
「我侭?」
「その、部屋で一人は嫌だって……」
「ああ、その事か。別に怒ってねぇよ。寧ろ、俺の方こそごめんな。お前の気持ち考えたら一緒の部屋にした方が良かったよな」
「さっくん……」
朔太郎は同じ部屋で過ごすのが嫌だったから別の部屋に咲結を泊めようとした訳では無い。
本音を言えば、初めから同じ部屋で過ごしたいと思っていた。
ただ――
「……別々の部屋にしたのはさ……好きな奴と一晩同じ部屋で過ごすってシチュエーションは、俺的に緊張っつーか……何も出来ねぇ事がもどかしいっつーか……色んな感情があって、身が持たねぇなって思ったから……なんだよ。だからさ、本音を言えば、俺だって初めから咲結と同じ部屋が良かったよ」
入院は免れたと言えど、怪我を負っている朔太郎は安静を強いられている状況。
そんな中、大好きな咲結と一晩同じ部屋で過ごすのに何も出来ない事がもどかしく、男としてどうなのかと思っていただけなのだ。
「さっくん……」
「けどまぁ、かえって良かったのかもしれねぇな。怪我してなかったから俺、何もしねぇ自信……無かったかも」
「え……?」
「だってそうだろ? 大好きな奴がすぐ傍で眠るんだぜ? 我慢なんて……出来ねぇよ」
「!」
朔太郎の言葉の意味を理解した咲結の頬は熱を帯び、一気に紅く染まっていく。
「……悪い、こんな事口にするのってダセェよな。けどさ、俺……それくらいお前の事が好きだよ。本当に大切なんだ。今までもそう思ってたけど、今日でその気持ちがもっと強くなった。馬宮に攫われたって分かった瞬間、気が狂いそうになった。本当、無事で良かった――」
「……さっくん……っ」
麻酔が切れ、痛み止めは飲んでいるものの少し痛む身体で朔太郎は咲結に近付くと、優しく包み込むように彼女を抱き締めた。
「ん?」
「あの、ごめんね」
「何だよ急に?」
「だって、我侭言っちゃったから……」
「我侭?」
「その、部屋で一人は嫌だって……」
「ああ、その事か。別に怒ってねぇよ。寧ろ、俺の方こそごめんな。お前の気持ち考えたら一緒の部屋にした方が良かったよな」
「さっくん……」
朔太郎は同じ部屋で過ごすのが嫌だったから別の部屋に咲結を泊めようとした訳では無い。
本音を言えば、初めから同じ部屋で過ごしたいと思っていた。
ただ――
「……別々の部屋にしたのはさ……好きな奴と一晩同じ部屋で過ごすってシチュエーションは、俺的に緊張っつーか……何も出来ねぇ事がもどかしいっつーか……色んな感情があって、身が持たねぇなって思ったから……なんだよ。だからさ、本音を言えば、俺だって初めから咲結と同じ部屋が良かったよ」
入院は免れたと言えど、怪我を負っている朔太郎は安静を強いられている状況。
そんな中、大好きな咲結と一晩同じ部屋で過ごすのに何も出来ない事がもどかしく、男としてどうなのかと思っていただけなのだ。
「さっくん……」
「けどまぁ、かえって良かったのかもしれねぇな。怪我してなかったから俺、何もしねぇ自信……無かったかも」
「え……?」
「だってそうだろ? 大好きな奴がすぐ傍で眠るんだぜ? 我慢なんて……出来ねぇよ」
「!」
朔太郎の言葉の意味を理解した咲結の頬は熱を帯び、一気に紅く染まっていく。
「……悪い、こんな事口にするのってダセェよな。けどさ、俺……それくらいお前の事が好きだよ。本当に大切なんだ。今までもそう思ってたけど、今日でその気持ちがもっと強くなった。馬宮に攫われたって分かった瞬間、気が狂いそうになった。本当、無事で良かった――」
「……さっくん……っ」
麻酔が切れ、痛み止めは飲んでいるものの少し痛む身体で朔太郎は咲結に近付くと、優しく包み込むように彼女を抱き締めた。