おとぎ話と秘密の物語~あべこべ世界で人助けをする事になりました~
「それだけ大切なものなんですね」
「あぁ、そういうことだな」
私もこのドレス以外落ち着きませんし、シェルディさんにとってのデフォが赤いフードです。よくよく考えれば赤ずきんなので、被っていない姿は想像できません。
「――で、今日は何しに森に来たんだ?」
「あ、そうでした。最初にこの世界で出会ったのがシラユキさんとシェルディさんだったので会いに行こう! となったのでした」
「えー単純~」
「お友達になりたいんですよ」
「……? もう友達だろ?」
シェルディさんは首を傾げます。
なんていうか、流石シェルディさんといった感じです。
彼の性格を見ているに、すぐお友達を作ってしまうようなタイプですから、こう言っていただけるのはありがたいところです。
それとも、この世界ではもれなく全員お友達……?
――ってそんなわけないですよね。流石に。
「ところでオレ、今から久しぶりに街に行くんだけどさ、一緒に来るか?」
「わ、是非ご一緒させて下さい! ……実はまだ全部は見れてないんですよ~。小さな街のようで沢山あって楽しくて」
「なるほど。じゃ、決まりだ――」
「……待って。僕も、行く」
その時、ふらっと現れたシラユキさんが、欠伸をしながら言いました。
「……ふぁ……、ねむ……果物調達したい」
「おけ~。なら三人で行こう!」
私達は街へ出かけることになりました。
「あぁ、そういうことだな」
私もこのドレス以外落ち着きませんし、シェルディさんにとってのデフォが赤いフードです。よくよく考えれば赤ずきんなので、被っていない姿は想像できません。
「――で、今日は何しに森に来たんだ?」
「あ、そうでした。最初にこの世界で出会ったのがシラユキさんとシェルディさんだったので会いに行こう! となったのでした」
「えー単純~」
「お友達になりたいんですよ」
「……? もう友達だろ?」
シェルディさんは首を傾げます。
なんていうか、流石シェルディさんといった感じです。
彼の性格を見ているに、すぐお友達を作ってしまうようなタイプですから、こう言っていただけるのはありがたいところです。
それとも、この世界ではもれなく全員お友達……?
――ってそんなわけないですよね。流石に。
「ところでオレ、今から久しぶりに街に行くんだけどさ、一緒に来るか?」
「わ、是非ご一緒させて下さい! ……実はまだ全部は見れてないんですよ~。小さな街のようで沢山あって楽しくて」
「なるほど。じゃ、決まりだ――」
「……待って。僕も、行く」
その時、ふらっと現れたシラユキさんが、欠伸をしながら言いました。
「……ふぁ……、ねむ……果物調達したい」
「おけ~。なら三人で行こう!」
私達は街へ出かけることになりました。