屈辱なほどに 〜憎き男に一途に愛を注がれる夜〜
名前は、『MIKAZEモール』。


そこの1階にあるのは、『カフェひだまり』。


そう。

わたしとお母さんの新しいお店だ。


弁当屋『キッチンひだまり』から、わたしの夢を詰め込んだカフェへと生まれ変わった。


店主はわたしで、従業員も抱えて、バッタバタの開店初日はなんとか終わった。



「初日、お疲れさま」


閉店後の店内に残っていると、後ろから男の人がやってきた。

このモールの責任者の阿久津さんだ。


「心晴、今大丈夫か?聞いてほしいことがあんだが…」

「大丈夫ですよ。なんですか?」


キョトンとして振り返るわたし。

すると、そんなわたしを突然阿久津さんが抱き寄せた。


「言うなら今日にしようと…ずっと思ってた。心晴、結婚しよう」


突然のプロポーズにわたしは目を丸くする。
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