恋愛日和 いつの日か巡り会うその日まで
ロールケーキを食べ終えた瀬木さんは、
立ち上がると仕事部屋へと向かってしまったので慌てて追いかけた
「瀬木さん!」
『ん?』
デスクに積み上げられた本や印刷したであろう資料が散らばるデスクを見た私は
そこに入るのを躊躇った
「あの‥‥‥締め切りまで3日しか
ないですし、今回は私のページを
足すのは無理だと思います。」
『‥‥こっちにおいで。」
えっ?
「せ、瀬木さん!?」
『疲れたから充電させて‥‥。』
抱き締めるというよりももたれかかってきた大きな体を支える形に、背中に
両手を回した。
「無理しすぎたらまた倒れるよ?」
『立花に任せたいから大丈夫‥‥。
もう少しこうしてて?』
瀬木さん‥‥‥
『ふーん』
『へぇ………そういうこと』
えっ?‥‥‥!!
聞こえて来た声に慌てると、ドアの
入り口でニヤニヤしている2人と思いっきり目が合った
「せ、瀬木さん!!
高城さんたちいるから!!!」
『いい。あんなの無視してほっとけ。』
こんな状況を間近で見られてほっとける訳ないでしょ!!
強引に瀬木さんの体を引き離した私は、
2人を部屋から押し出してリビングへ向かわせた
ど、どうしよう……絶対見られたよね?
というか見てたしニヤついてたしなんなら笑ってたし‥‥。
『日和ちゃん。いつの間に
隼人とそんなことになってたの?』
未だに顔が真っ赤であろう私は2人の背中を押しながら離れからの廊下を歩きながら俯いた
「ち、違いますから!」
何とか元いたリビングに2人を連れ帰った私はすぐさま拘束されソファに連行された
『で?』
「……‥‥」
片側のソファに大の大人が3人窮屈に座り悪質な取り調べ感がすごい状態に
最早冷や汗が出そうだ。
『まぁ‥何となく隼人がまず
マンションに女なんか入れる時点で
おかしいなとは思ったけどな?』
『そうよねぇ‥ハウスクリーニングも
解約してなんとか日和ちゃんを側に
置いときたい感があったしね?』
ここから逃げ出したいのに、両腕に絡みついた腕は解かれそうもなく私は何も言えないままになっていた
立ち上がると仕事部屋へと向かってしまったので慌てて追いかけた
「瀬木さん!」
『ん?』
デスクに積み上げられた本や印刷したであろう資料が散らばるデスクを見た私は
そこに入るのを躊躇った
「あの‥‥‥締め切りまで3日しか
ないですし、今回は私のページを
足すのは無理だと思います。」
『‥‥こっちにおいで。」
えっ?
「せ、瀬木さん!?」
『疲れたから充電させて‥‥。』
抱き締めるというよりももたれかかってきた大きな体を支える形に、背中に
両手を回した。
「無理しすぎたらまた倒れるよ?」
『立花に任せたいから大丈夫‥‥。
もう少しこうしてて?』
瀬木さん‥‥‥
『ふーん』
『へぇ………そういうこと』
えっ?‥‥‥!!
聞こえて来た声に慌てると、ドアの
入り口でニヤニヤしている2人と思いっきり目が合った
「せ、瀬木さん!!
高城さんたちいるから!!!」
『いい。あんなの無視してほっとけ。』
こんな状況を間近で見られてほっとける訳ないでしょ!!
強引に瀬木さんの体を引き離した私は、
2人を部屋から押し出してリビングへ向かわせた
ど、どうしよう……絶対見られたよね?
というか見てたしニヤついてたしなんなら笑ってたし‥‥。
『日和ちゃん。いつの間に
隼人とそんなことになってたの?』
未だに顔が真っ赤であろう私は2人の背中を押しながら離れからの廊下を歩きながら俯いた
「ち、違いますから!」
何とか元いたリビングに2人を連れ帰った私はすぐさま拘束されソファに連行された
『で?』
「……‥‥」
片側のソファに大の大人が3人窮屈に座り悪質な取り調べ感がすごい状態に
最早冷や汗が出そうだ。
『まぁ‥何となく隼人がまず
マンションに女なんか入れる時点で
おかしいなとは思ったけどな?』
『そうよねぇ‥ハウスクリーニングも
解約してなんとか日和ちゃんを側に
置いときたい感があったしね?』
ここから逃げ出したいのに、両腕に絡みついた腕は解かれそうもなく私は何も言えないままになっていた