面社長のお見合い8連敗~庇護欲強めの恋愛初心者でした~
 その他にもパティシェアが動きやすいようにバックヤードやキッチンの導線やレイアウトを考えなければいけなかった。

 仕事が終わって自宅に帰宅すると深夜を回っている時もしばしば。

 ストレスが溜まって誰かに甘えたくなる時もあるが、残念ながら恋愛もせずに今まで来てしまった。しかも私は一人っ子で両親も事故ですでに失っており頼れる人が誰もいない。

 仕事だけは真面目にやってきた。そのおかげで大事な職務を任せてもらえるようになったのに、なかなかうまくいかない。

「はぁーーーーー」

 深く息を吐く。

 ケーキが焼き上がり調理室には甘い香りが漂った。見た目はすごくいいけれど、味はどうなのだろう。

 口に含んでみるが、疲れているせいか、わからなくなっていた。

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