面社長のお見合い8連敗~庇護欲強めの恋愛初心者でした~
 私は外見なんて関係ないけれど、相手の情報を何も知らないでお見合いの席で初めて会ったら怖いと思う女性の気持ちも理解できた。

 そんなことを考えながら廊下を抜けると三十畳くらいある広いリビングが広がっていた。大きな窓が目に飛び込んできて夜景が一面に広がっている。

 ソファーもテレビもテーブルも一つ一つがかなり大きめなのに、それでもまだ余裕があるくらい広い部屋だった。

 緊張していると、ソファーに座るように促される。

「喉は渇いてないか?」

「少しだけ……」

「何が飲みたい? コーヒーか? 紅茶か? それともワインか? ……あぁ、骨がくっつくまではアルコールは控えたほうがいいな」

「アイスティーが飲みたいです」

「了解」

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