【完結】寵姫と氷の陛下の秘め事。
もちろん、アナベルも。彼女の目はキラキラと輝いていた。初めて見た剣舞に魅了されたかのように、ぽぅっとしている。
「こんな感じで芸を披露して、お金をもらうの。あたしが一番得意なのは、この剣舞。どうだった?」
「とってもカッコ良かったです!」
興奮冷めやらぬ様子で、アナベルがキラキラとした瞳をミシェルに向けて、感想を伝える。彼女は一瞬目を丸くして、「えへへ」と照れたように笑った。
「『カッコイイ』なんて嬉しいわぁ。この一座の男性陣なんて、そんなこと言ってくれないもの」
「……そうなんですか?」
「あー、まぁ。見慣れているしなぁ。ま、それは置いといて、だ。嬢ちゃん」
「アナベル、よ。クレマン座長」
「……アナベル。お前には選択肢が二つある。オレらの一座に加入するか、旅の途中で孤児院に入るか、だ。もしもこの一座に加入するなら、お前にも芸を仕込まないといけない。まだ小さいお前にはわからないかもしれないが、芸を覚えるのはかなーりキツイからな?」
「そんなに脅かさなくてもいいのに……」
ミシェルが唇を尖らせてぽそりとつぶやくと、ぎろりとクレマンに睨まれる。
彼女は肩をすくめて、それからアナベルの背後に立って頭を撫でた。
「こんな感じで芸を披露して、お金をもらうの。あたしが一番得意なのは、この剣舞。どうだった?」
「とってもカッコ良かったです!」
興奮冷めやらぬ様子で、アナベルがキラキラとした瞳をミシェルに向けて、感想を伝える。彼女は一瞬目を丸くして、「えへへ」と照れたように笑った。
「『カッコイイ』なんて嬉しいわぁ。この一座の男性陣なんて、そんなこと言ってくれないもの」
「……そうなんですか?」
「あー、まぁ。見慣れているしなぁ。ま、それは置いといて、だ。嬢ちゃん」
「アナベル、よ。クレマン座長」
「……アナベル。お前には選択肢が二つある。オレらの一座に加入するか、旅の途中で孤児院に入るか、だ。もしもこの一座に加入するなら、お前にも芸を仕込まないといけない。まだ小さいお前にはわからないかもしれないが、芸を覚えるのはかなーりキツイからな?」
「そんなに脅かさなくてもいいのに……」
ミシェルが唇を尖らせてぽそりとつぶやくと、ぎろりとクレマンに睨まれる。
彼女は肩をすくめて、それからアナベルの背後に立って頭を撫でた。