社長とは恋愛しません!
「買い物は終わった?」

柚季君は、私の荷物を持つと、花音ちゃんに聞いた。

「うん。」

「今日は、景子さんに服買って貰って、ありがとうな。」

すると花音ちゃんは、ふんとそっぽを向いた。

「柚季に、言われる筋合いはない。」

「あるよ。景子さんは、俺のモノだからね。」

柚季君は、私にウィンクをする。


柚季君のモノかぁ。

ちょっと嬉しいな。


「じゃ、景子さんは俺が連れて行くね。」

「えっ、ちょっと。」

柚季君に腕を引かれ、花音ちゃんから離れて行く。

「って、花音ちゃんは?」

「運転手が付いているから、大丈夫でしょ。」

私が花音ちゃんを見ると、寂しそうに立っていた。


柚季君の車について、荷物を入れると、花音ちゃんが選んでくれた服が、目に飛び込んで来た。

「花音ちゃん。いい子だったよ。」

「そうだね。でも、景子さんが一番だよ。」

柚季君は、私の額にチュッとキスをした。
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