社長とは恋愛しません!
「柚季君は、花音ちゃんの事、どう思ってるの?」

「どうって、幼馴染みだとしか思ってないよ。」

柚季君は、どこか冷たい感じがする。

「だって、子供の時に結婚の約束をしたんでしょ?少なくてもその時には、花音ちゃんを好きだったんだよね。」

すると、柚季君は黙ってしまった。

どこか、遠くを見ている。

花音ちゃんと何かあったの?


「花音は、俺と結婚したいと言っているけれど、本心ではないと思うよ。」

「どうして?」

「男遊びが激しいからね。」

私は上半身が、ガクッと前のめりになった。

花音ちゃん?あの清楚な花音ちゃんが?

「だから、花音の言う事は、気にしないでいいと思う。」


それでいいのかな。

なんだか、アウトレットでの花音ちゃんを思い浮かべると、決して尻の軽い女ではないと思う。

「花音ちゃんと、結婚の事について、話した事は?」

「ないよ。子供の頃の事、覚えているなんて、今回初めて知ったし。」

「だったら、余計。話し合った方がいいと思う。」

柚季君は、真剣な表情で悩んでいる。
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