キミの隣は特別席

「月曜日の朝ね、あの写真を登校している女の子に渡したのよ。
それから、あなたについて少し調べさせてもらったわ。」

えっ?調べた?


「あなたのお父様、あのホテルで働いていらっしゃるんですね…驚きましたわ。」

「そうですけど、優一と付き合ってることと父の仕事は関係ありません。」

あたしがそう言うと、灘崎さんは睨んできた。そして、小さく息を吐くと…


「そうおっしゃると思ってました。でも…あたしに優一くんをくれませんか?どうして も優一くんがいいんです。」

何を言ってるの?あんなに優一に嫌われてるに、優一が欲しい?





「優一はものじゃない。」

灘崎さんを睨み返した。彼女は下唇を噛んでいる。






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