月とスッポン 一生に一度と言わず
小道を行けば、鳥居の向こうに橋が見える。
川沿いを通る心地よい風を木々の音に心が癒される。
静けさに包まれた内宮の風日祈宮に挨拶を済ます。
「蛇。爬虫類ですか」
大河はまだ呟いている。
いい加減、爬虫類から離れて欲しいと話を振ってみる。
「ここは何かないんですか?」
開けては行けない扉を自ら開けている気がするが、伊勢の知識の為には、背に腹は変えられない。
無料ガイド、カモン。
「風日祈宮ですか?風を司る神様です。下宮にもいらっしゃいましたね」
「それは知っとる」
「《鎌倉時代、時の鎌倉幕府は海の向こうから二度にわたる侵攻を受けました。
それが1274年の“文永の役”と1281年の“弘安の役”です。日本史上最大級の危機といわれる元寇。
蒙古襲来とも言いますね。当時の元、モンゴル帝国はやがて世界を制覇するだろうと恐れられていた強大国です。
その際、日本を守る為に神風を吹かせたのが、この風日祈宮に祀られている級長津彦と級長戸辺命です。
日本を守った事で、神として伊勢神宮に祀られています」1」
「へー」
大きな参道に戻れば、人が増えまた2人の距離が近づく。
「蛇。爬虫類ですか」
爽やかな風に中、大河が呟く。話を変えたはずが、また元に戻って来てしまった。
そんなに引きずる話なのだろうか?
「爬虫類、ダメな人ですか?」
「ダメというか触れ合った事がありませんので。噛まれたら危ないという認識しかありません」
川沿いを通る心地よい風を木々の音に心が癒される。
静けさに包まれた内宮の風日祈宮に挨拶を済ます。
「蛇。爬虫類ですか」
大河はまだ呟いている。
いい加減、爬虫類から離れて欲しいと話を振ってみる。
「ここは何かないんですか?」
開けては行けない扉を自ら開けている気がするが、伊勢の知識の為には、背に腹は変えられない。
無料ガイド、カモン。
「風日祈宮ですか?風を司る神様です。下宮にもいらっしゃいましたね」
「それは知っとる」
「《鎌倉時代、時の鎌倉幕府は海の向こうから二度にわたる侵攻を受けました。
それが1274年の“文永の役”と1281年の“弘安の役”です。日本史上最大級の危機といわれる元寇。
蒙古襲来とも言いますね。当時の元、モンゴル帝国はやがて世界を制覇するだろうと恐れられていた強大国です。
その際、日本を守る為に神風を吹かせたのが、この風日祈宮に祀られている級長津彦と級長戸辺命です。
日本を守った事で、神として伊勢神宮に祀られています」1」
「へー」
大きな参道に戻れば、人が増えまた2人の距離が近づく。
「蛇。爬虫類ですか」
爽やかな風に中、大河が呟く。話を変えたはずが、また元に戻って来てしまった。
そんなに引きずる話なのだろうか?
「爬虫類、ダメな人ですか?」
「ダメというか触れ合った事がありませんので。噛まれたら危ないという認識しかありません」