月とスッポン 一生に一度と言わず
御贄調舎に到着し、立ち入りを禁止している縄の外から中を覗く。
「《あの奥にある石積みが祭事の際に食物の神である豊受大御神の依り代となる“神座”です。
祭事の際、外宮から豊受大御神をここへ招き、天照大御神に供える神饌の中で最も大切な御贄“鰒アワビ”を調理する神事が行われる場所ですね。
蕃塀は、邪気や穢れなど不浄なものが正宮に入るのを防ぐためのものだそうです》」
「へー」
繋がれた手を解き、ズーム機能を使い神座を観察する。
瀧祭神もこの機能を使って観察させて頂けば良かったと後悔する。
石段の上に佇む正宮を見上げれば、自然と気分が盛り上がる。
ここからは撮影禁止で、上がったら戻れない。
挨拶の前に失礼します。
深く一礼をし、石段の上に佇む正宮を写真に収める。
この石段も美しいと人が切れた瞬間を狙っていると
「《この石段に用いられている石も希少で“みかほ石”別名“伊勢青石”と言います。
伊勢周辺の御荷鉾古成層に属す“御荷鉾層”や“秩父帯付加複合体”から産出され、海底火山噴出物からなる緑色片岩類斜長岩で、青緑色の優雅な色合いが特徴です》」
歴史の次は理科ですか?
何はともあれ、科学という名の神秘な力でこの美しい石段が出来ているという現実に感謝しながら一段づつ丁寧に登っていく。
「《あの奥にある石積みが祭事の際に食物の神である豊受大御神の依り代となる“神座”です。
祭事の際、外宮から豊受大御神をここへ招き、天照大御神に供える神饌の中で最も大切な御贄“鰒アワビ”を調理する神事が行われる場所ですね。
蕃塀は、邪気や穢れなど不浄なものが正宮に入るのを防ぐためのものだそうです》」
「へー」
繋がれた手を解き、ズーム機能を使い神座を観察する。
瀧祭神もこの機能を使って観察させて頂けば良かったと後悔する。
石段の上に佇む正宮を見上げれば、自然と気分が盛り上がる。
ここからは撮影禁止で、上がったら戻れない。
挨拶の前に失礼します。
深く一礼をし、石段の上に佇む正宮を写真に収める。
この石段も美しいと人が切れた瞬間を狙っていると
「《この石段に用いられている石も希少で“みかほ石”別名“伊勢青石”と言います。
伊勢周辺の御荷鉾古成層に属す“御荷鉾層”や“秩父帯付加複合体”から産出され、海底火山噴出物からなる緑色片岩類斜長岩で、青緑色の優雅な色合いが特徴です》」
歴史の次は理科ですか?
何はともあれ、科学という名の神秘な力でこの美しい石段が出来ているという現実に感謝しながら一段づつ丁寧に登っていく。