月とスッポン 一生に一度と言わず
これがきっと映画やドラマだったら、早送りでもして終わらしてくれるのだろうが、あいにくの現実では、名古屋に到着するアナウンスが流れてようやく講義の終了となった。
やっと解放されると伸びをする。
買ったチケットが違うのだから乗るところも違うだろうとたかを括る。
なんて思っていた自分が馬鹿だった。
なんだここは?
これが噂のビジネスブース。
「運良くしていてよかったです」
と満足気な大河が私をブースの中に押し込める。
「私、切符 自由席」
片言になる私をよそに「大丈夫ですよ」と微笑んでいる。
いつの間には手にしてる飲み物を買ってテーブルに置き、座りなさいと椅子を叩く。
「時間はたくさんありますので、ゆっくりとお話が出来ますね」
嬉しそうに微笑む大河だが、さっきまでの会話はなんだったのだろうか?
「次は比叡山ですね」
「はぁ?」
「違うんですか?」
「いや、行くとは言いましたが、全くの未定ですよ」
「それでも行くんですよね。でしから、ある程度行きたい場所は決まっているのでしたら、教えてください」
目を輝かして言う大河に諦めを感じた。
スマホを取り出し、地図アプリからピックアップしてあった比叡山周辺の行きたい場所リストを大河と共有する。
やっと解放されると伸びをする。
買ったチケットが違うのだから乗るところも違うだろうとたかを括る。
なんて思っていた自分が馬鹿だった。
なんだここは?
これが噂のビジネスブース。
「運良くしていてよかったです」
と満足気な大河が私をブースの中に押し込める。
「私、切符 自由席」
片言になる私をよそに「大丈夫ですよ」と微笑んでいる。
いつの間には手にしてる飲み物を買ってテーブルに置き、座りなさいと椅子を叩く。
「時間はたくさんありますので、ゆっくりとお話が出来ますね」
嬉しそうに微笑む大河だが、さっきまでの会話はなんだったのだろうか?
「次は比叡山ですね」
「はぁ?」
「違うんですか?」
「いや、行くとは言いましたが、全くの未定ですよ」
「それでも行くんですよね。でしから、ある程度行きたい場所は決まっているのでしたら、教えてください」
目を輝かして言う大河に諦めを感じた。
スマホを取り出し、地図アプリからピックアップしてあった比叡山周辺の行きたい場所リストを大河と共有する。