月とスッポン 一生に一度と言わず
物凄く大雑把に今日の流れを教えられる。
彼女の性格を熟知している翔空は呆れつつも文句を言う。
「それを先に言え!子供がいて1時間で準備が出来るか!」
「大丈夫」
大急ぎで頭の中で予定を組む。
ぐずらなければギリいける。ぐずった瞬間、アウトだ。
急いで準備に取り掛かろうとすると
「じゃーん」と効果音を口にしながら、入り口を指す。
合図を待っていたのか、続々と人が入って来た。
「子供達はシッターさん達にお願いするとして、梨花さんは好きな服を選んで」
手を頭に当てながら「相手が海だって事を忘れていた」と呟いた。
「茜は!茜はお前を止めなかったのか!」
呆れながらも問う翔空に、キョトンとした顔の海が答える。
「忙しいから一緒は無理だって言うんだよ!」
不貞腐れた顔で海が言う。
「2人の式なんだから、2人で考えなさいって。あーちゃんと2人で決めたかったのに」
冷たい視線を送る翔空と優しく微笑んでいる本庄さん。
「意外だな。茜もウキウキと参加するかと思ったわ」
「なんかね、来年ぐらい店を大規模リニューアルするかもしれないらしくって1・2ヶ月ぐらい休みになるかもしれないんだって。
だから、それを利用して海外に行きたいって言って、色々やってるから忙しいって言われた!」
彼女の性格を熟知している翔空は呆れつつも文句を言う。
「それを先に言え!子供がいて1時間で準備が出来るか!」
「大丈夫」
大急ぎで頭の中で予定を組む。
ぐずらなければギリいける。ぐずった瞬間、アウトだ。
急いで準備に取り掛かろうとすると
「じゃーん」と効果音を口にしながら、入り口を指す。
合図を待っていたのか、続々と人が入って来た。
「子供達はシッターさん達にお願いするとして、梨花さんは好きな服を選んで」
手を頭に当てながら「相手が海だって事を忘れていた」と呟いた。
「茜は!茜はお前を止めなかったのか!」
呆れながらも問う翔空に、キョトンとした顔の海が答える。
「忙しいから一緒は無理だって言うんだよ!」
不貞腐れた顔で海が言う。
「2人の式なんだから、2人で考えなさいって。あーちゃんと2人で決めたかったのに」
冷たい視線を送る翔空と優しく微笑んでいる本庄さん。
「意外だな。茜もウキウキと参加するかと思ったわ」
「なんかね、来年ぐらい店を大規模リニューアルするかもしれないらしくって1・2ヶ月ぐらい休みになるかもしれないんだって。
だから、それを利用して海外に行きたいって言って、色々やってるから忙しいって言われた!」