結婚したくない二人の話~完璧イケオジエリートは、実は独占欲強めなケダモノでした~
口づけながら、またゆっくりと動く。鮮烈に感じて、腰が揺れて、視界が白くなる。
じんわりと痺れるような悦楽に甘ったるい声しか出てこない。
揺らいで、熱くて、自分の体じゃないみたい。
「ああ、もっとこうしていたいんだが」
奪うように口づけられて、同時に体の奥に衝撃を感じたから思わず目を閉じた。体重をかけて奥まで抉られて、足がびくびくと震えた。
ぐっと奥に押しつけられて、体が跳ねた。なにこれ、熱い。
初めて経験する快楽に戸惑っていると、「ここは? こっちは?」と質問されながら、中をじっくりかきまわされてしまった。
「だめ、ぜんぶ、きもちいいです」
喘ぎ過ぎて、息できなくて死にそうって思いながら私がそう答えたら、八木沢さんは動くのをやめて片手で前髪をかきあげた。
「可愛すぎる。反則だ」
「ごめんなさい」
「気持ちいいのなら、手加減しませんので」
「や、やだ、手加減してください」
恥ずかしくて泣きたい。ふるふる首を振ったけど、顎を掴まれて口付けされて、また引き戻される。
両手で腰を掴まれて逃げられなくて、体も意識も蕩けていく。
意味をなさない言葉と、喘ぎ声と、衣擦れの音。一瞬それらすべてが遠くなった、と思ったら、今まで経験したことないような甘い絶頂に連れていかれた。
息ができない。溺れる。
急激に沸騰したように体温があがって、息も上がって、シーツも乱れてめちゃくちゃで、私はしばらく正気に戻れなかった。